如意寺の歴史

2016.06.18 ナツツバキ

2016年06月19

夏椿の花が盛りを迎えています。

夏椿は別名「沙羅」とも言って、『平家物語』の有名過ぎる冒頭の

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」

の一節に登場します。

白い花は咲くと一日で落ちてしまい、それが「諸行無常」のたとえとして使われています。

ですが、花のつぼみはたくさんあって毎日咲いてきますので、しばらく楽しむことができます。

お釈迦様は涅槃に入られる時に沙羅双樹の樹の間に横になられましたが、

そのインドの沙羅双樹はフタバガキ科の熱帯樹で日本にはありません。

日本では「夏椿」を「沙羅」として呼んでいます。

一日で落ちる花も儚いようですが、与えられた一日を淡々と咲いてその役目を果たしているように思えます。

私達も与えられた"生きている今"を精一杯生きたいものですね。